筆1本で描く九谷焼の美!実力派作家・米久和彦の作品展 高知市で開幕【高知】 (21/04/15 16:00)
伝統の絵付けで新たな九谷焼を創造する実力派作家米久和彦の作品展が高知市で始まりました。
花瓶に描かれた緻密な模様。
ルーペで覗いてみると極細の線で網目が描かれています。
赤絵細描と呼ばれる九谷焼独特の技法です。
きょう高知大丸で始まった米久和彦さんの作品展には観賞用の壺や実用品のコーヒーカップなど130点が展示されています。
こちらは赤絵細描の技法を存分に楽しめる花瓶。
絵具で描かれた髪の毛の太さほどの線が均等に描かれています。
作者の米久和彦さんは九谷焼赤絵細描の技法を今に伝える数少ない実力派作家で
その作品は海外の国賓に贈呈されるなど国の内外で高い評価を受けています。
米久和彦さん
「牡丹の花、唐草が絡みついて伸びてきますのでその時代とか家が
いつまでも繁栄しますように」
「赤網金襴手更紗小紋宝珠」は、本物の金を練った塗料を赤絵の上に重ね
華やかさを強調。
「赤絵牡丹唐草文 高香炉」は、手書きならではの線の抑揚や濃淡を
緻密に表現しています。
米久和彦さん
「九谷でもどちらかというと特殊な部類になります。
ただ、初めてご覧いただく方にも分かりやすい作品。
見ていただければご理解いただけるものと確信しております」
この作品展は今月20日火曜日まで高知大丸5階で開催されています。
米久さんは、20日火曜日まで高知に滞在し、展示場で毎日実演も行う予定です。
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Category: 九谷焼 動画