九谷焼の世界　Kutaniyaki World

被災家屋の解体で発生した黒瓦を建材として再利用するプロジェクトの発表会が珠洲市で行われました。このプロジェクトは、九谷焼など破片から新たな商品を生み出す活動を行う能美市のＣＡＣＬと、大手・住生活関連企業リクシル、建築家の永山祐子さん３者が協力して実現しました。今回発表されたのは、リクシルが販売している住宅などの内装に使うデザイン建材です。珠洲市内の被災家屋の解体で発生した黒瓦を能美市の施設で破砕し、最終的にリクシルが製造を手がけました。建材には瓦の粒がアクセントとして散りばめられています。関係者によりますと使用する黒瓦の数量が決まっていませんが、地域への還元を考えているパートナー企業と協力して今後も取り組んでいくとしています。