人間国宝の九谷焼、文化勲章受章者の香炉 《歴代人間国宝巨匠陶芸展》【高知大丸】
人間国宝や巨匠が手がけた陶磁器の作品展が高知市で開催されています。
透き通った色彩のグラデーションで「夜明け」を表現しているのは人間国宝の三代徳田八十吉さんが制作した九谷焼の作品です。
高知大丸で開かれている「歴代人間国宝巨匠陶芸展」は人間国宝や文化勲章受章作家の作品およそ150点が展示されています。
こちらの香炉は文化勲章受章者板谷波山さんが絶妙な色合いと焼き具合にこだわって生み出した逸品です。板谷さんの作品は数が少なく希少で値段は作品展の中で最も高額の880万円。
中には高知初上陸となる鹿児島市出身の陶芸家新妻守さんの作品およそ100点も展示されています。1995年新妻さんがイギリスのサッチャー元首相に贈呈した壺と同じデザインのものです。紫のグラデーションと緻密なデザインで独自の世界を表現した新妻さんの作品は国内外で高い評価を受けています。
ほかにもここでしか見られない巨匠たちの作品が一堂に集められています。
ブルーム・篠崎久司取締役:
「人間国宝の技というものを一堂にそろえておりますので、かなり見ごたえのある催しになっております」
この陶芸展は4月29日まで高知大丸本館5階で行われています。
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Category: 九谷焼 動画